9月のオータムクラシックから今季2戦目となるグランプリシリーズのフィンランド大会2018がフィンランドのヘルシンキにて開催されます。
羽生結弦選手は平昌オリンピックで2連覇を果たしてから特に世界中から注目されています。
そして今季のプログラムは新ルールになってからどこまで得点が伸びるのかも楽しみなところです。
羽生結弦選手のフィンランド大会のショート、フリーの試合結果を速報でお伝えします。
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羽生結弦グランプリシリーズフィンランド大会2018ショート結果
プログラム:「秋によせて」
振付:ジェフリー・バトル
ショートの結果は106.69点の世界最高得点!
11月3日のグランプリシリーズ・フィンランド大会2日目の男子ショートプログラム(SP)は、羽生結弦選手の最初のジャンプの4回転サルコウは、踏み切りで少し力が入っているように見えたが直前の6分間練習でトリプルアクセルと4回転トーループ+3回転トーループをきれいに決めていました。
他の選手よりジャンプを跳ぶ本数も少なく、余裕を持った雰囲気で練習をしていましたが、6分間の終盤になってから跳んだサルコウは2回転に、そして、終了時間ギリギリでもう1回挑んだサルコウは1回転になっていたようです。
羽生結弦
選手
こう話す羽生選手の4回転サルコウは、9人中8人のジャッジがGOE(出来栄え点)で+4点、5点を出し、加点は4.30点と高い評価を受けました。
その後のトリプルアクセルもきれいに決めると、後半にした4回転トーループ+3回転トーループはセカンドの3回転が着氷で少し止まってしまう流れのないジャンプになり、加点を稼げなかったようです。
羽生選手本人が「こだわりを持っている」と言う後半のパートでは、大きさと緩急をつけてダイナミックに滑ったステップこそレベル3に止まりましたが、3種類のスピンはすべてレベル4の評価を獲得しました。
演技構成点もトランジションの9.39点からコンポジションの9.64点の間でまとめて2番手のミハイル・コリヤダ(ロシア)選手に4.35点差をつける47.60点を獲得しました。
合計を新ルールでは世界最高の106.69点にし、ショートは2位のミハル・ブレジナ(チェコ)に13.38点差をつけてトップにたちました。
フィンランド大会ショート動画
羽生結弦
選手
ショートでダントツ1位の得点を出しながら満足していない、さすがのコメントですね。
羽生結弦
選手
ジャンプを跳べないなどの大きなミスをしてしまうと点数が出にくいということを、初戦のオータムクラシックで感じたそうです。
だからこそジャンプを大事にし、なおかつ自分がやりたいプログラムとしての完成度を高めるために、スローな曲調に合わせた柔らかなものにしようとしています。
そんな意識を持って臨んだGP初戦のSPでの高得点でした。それは昨季より体力を消耗するうえに、終盤に難度の高いジャンプが続く構成のフリーに向けても大きな力になるでしょう。
羽生結弦グランプリシリーズフィンランド大会2018フリー試合結果
フリーは10番滑走。羽生結弦選手は22時28分出場予定。
プログラム:「ニジンスキーに捧ぐ」をアレンジし、自ら名付けた「Origin」(オリジン)
振付:シェイリン・ボーン
フリー結果は190.43の世界最高得点!
羽生結弦グランプリシリーズフィンランド大会2018試合結果速報!
ショート、フリーの合計で297.12で1位、金メダル決定
世界初の4回転トーループ―3回転半着氷しました。
羽生、世界初の4回転トーループ―3回転半着氷!今季世界最高297・12点 #羽生結弦 #フィギュアスケート #figureskate https://t.co/it6SKeU73p
— スポーツナビ フィギュアスケート編集部 (@sn_figure) 2018年11月4日
ゆづ~GPフィンランド大会、世界最高得点、金メダルおめでとう!!🥇🏆💐
笑顔が素敵だよ~😭😭😭💖✨ pic.twitter.com/EDouLKhjjK— miruru💗 (@miruru1207) 2018年11月4日
まとめ
フリーで4回転で回転不足があったため200点は超えなかったですが、全体的には難しい入り方のジャンプ構成が多く見ごたえのあるプログラムです。
衣装もカッコよくていいですね~
次回はロシア大会です!
撮影は仙台出身の能登直氏が担当です。2014年ソチ五輪後から2018年平昌五輪までの4年間の迫力ある競技写真や貴重なオフショットで構成。おすすめです!↓